
子どもが小さいうちは、できるだけそばにいてあげたい。
でも、家計を考えると専業主婦は不安が大きいし…
この記事を読んでいるあなたは、このように悩んだことはありませんか?
私もかつて、病院や薬局で働く現役薬剤師として仕事にやりがいを感じていました。
でも、妊娠・出産を経て育児が始まると、遅い時間や休日の勤務が必要な働き方を続けるのは難しいと感じるようになりました。
それでも「薬剤師としての知識や経験を活かして、なにかできないかな」と模索する中で出会ったのが、“在宅ワーク”という新しい選択肢です。
今回は、私自身の実体験も交えながら、ママ薬剤師でも始めやすい在宅ワーク6選をご紹介します。
それぞれの在宅ワークがおすすめな人についても解説しているので、自分に当てはまるか考えながら読んでみてください。
家で働くという選択肢が、あなたの悩みを少しでも軽くし、未来の可能性を広げるヒントになれば嬉しいです。
ママ薬剤師におすすめの在宅ワーク6選
1. Webライター│文章を書くのが得意、とりあえず始めてみたい方
調べものや文章を書くのが得意な方や、とりあえず在宅ワークをしてみたい方は、Webライターがおすすめです。
Webライターでは、薬剤師としての経験や知識を医療系のコラムや記事、製薬会社のコンテンツ、健康関連の情報発信に活用できます。
また、ライターには必須のタイピングスキルも、薬歴の記載ができる程度の腕があれば問題ありません。

私は現在、医療・健康・美容を中心とした記事を執筆するWebライターとして在宅で働いています。
「情報を調べて、正しくわかりやすく伝える」という点では、薬剤師の仕事とWebライターの仕事はとても似ています。
「必要なものはインターネットにつながるパソコンだけ」と始めるハードルも低いので、とりあえず在宅ワークをやってみたい!という方にもおすすめです。
2. Webデザイナー│デザインに興味のある方
デザインに興味のある方は、薬剤師の知識を生かしたWebデザイナーもおすすめです。
最近は、医療系LPや薬局のホームページ制作など、薬剤師の専門性が求められるWebデザイン案件も増えています。
未経験からでも始められるスクールや教材も豊富で、オンラインで学べる環境が整っているのも魅力です。
ただし、実績を作るためにポートフォリオを整えたり、最初は学習時間の確保が必要な点には注意が必要です。
3. 動画編集│地道に努力できる方
地道に努力ができる方、動画や音楽に興味のある方には、動画編集もおすすめです。
最近では、医療系YouTubeチャンネルや製薬企業の広報動画など、薬剤師としての専門知識を活かせる案件も増えています。
無料や安価で始められる動画編集ソフトも多く、オンライン講座やYouTubeで学びながら実践を積むことも可能です。
最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、その分スキルを身に着けた人の需要は高いといえます。
4. 医薬翻訳│英語が得意な方
英語が得意な方であれば、医薬翻訳の分野もおすすめです。
治験関連資料や医薬品情報の翻訳など、専門性の高い案件が多く、報酬も高めです。
翻訳スキルの習得にはある程度の時間がかかりますが、薬剤師としての知識は大きな強みになります。
翻訳専門校や通信講座などを活用しながら、少しずつ実績を積んでいくことができます。
5. 薬剤師監修業務│経験が長い方や専門分野がある方
薬剤師としての経験が長い方や専門分野がある方には、薬剤師監修業務がおすすめです。
医療系の記事やコンテンツの監修に「薬剤師の監修」が入ることで、情報の信頼性がぐっと高まります。
監修の仕事は、Webメディアや企業からの依頼で行うことが多く、内容チェックや簡単なフィードバックがメインとなります。
単発の案件も多いため、スキマ時間に取り組みやすい点も魅力です。
6. コールセンター│患者さんとかかわりたい方
薬剤師として患者さんとかかわりたい方は、コールセンター勤務もおすすめです。
製薬会社やドラッグストア、健康食品メーカーなどが設けている「お客様相談室」や「医薬品相談窓口」での応対業務は、フルリモートでの求人があります。
業務内容としては、医薬品の使い方や副作用、相互作用などに関する問い合わせに対して、マニュアルや資料をもとに対応します。
薬剤師免許が必須となる場合が多く、専門知識を直接活かせるお仕事です。
シフト制で稼働時間があらかじめ決められていることもありますが、自宅から対応できるため、通勤が難しいママ薬剤師にとっては大きなメリットになります。
「現場感は残したいけど、対面業務は今は難しい」という方におすすめの働き方です。
在宅ワークをするメリット4つとデメリット3つ
在宅ワークのメリット4つ
在宅ワークのデメリット3つ
ママ薬剤師である筆者が、理想の働き方を見つけるまで
私は、もともと薬剤師として臨床現場で働いていました。
しかし、夫の転勤や妊娠・出産を機に、キャリアがいったんストップしてしまいました。

また働きたいけれど、子どもと過ごす時間も大事にしたい
そう思って、在宅でできる仕事を探し始めました。
Webデザイナーを目指し、挫折
まずはWebデザイナーのスクールに通いました。
クリエイティブな仕事に興味があり、薬剤師としての知識も活かせる仕事だと思ったからです。
しかし実際の仕事に取り組むと、思うような結果が出せなかったり、収入を得るまでのハードルが高いことがわかりました。
結果、モチベーションを維持するのが難しくなり挫折してしまいました。
それでも、コーディングやデザインの基礎を学んだ経験は、現在のWebライターの仕事にとても役立っています。
特に、デザインの理解やウェブサイトの構造に関する知識は記事作成における大きな強みです。
挫折しても、その経験は無駄にはならず、今の仕事に活きていると感じています。
回り道はしましたが、失敗を恐れずに挑戦することが、次に繋がると実感しました。
そしてWebライターへ
そして時は流れ、子供が1歳を迎え、育休中だった友人も、続々と仕事に復帰していきました。
「みんな仕事に戻れていいな、私も働こうかな?」
「いやいや、子供とまだ一緒にいたいし、この先ずっと臨床現場で働き続けるのは難しい」
と、薬剤師資格が活かせる在宅ワークを徹底的に調べ、たどり着いたのがWebライターでした。
現在は、日中は子どもと過ごしながら、スキマ時間でライター業をすすめています。
始める前は「子どもの相手と家事で、在宅ワークをする時間なんて取れてもたかがしれてるだろう。」と思っていました。
ですが、今はライター業が楽しく、どうにか時間を捻出しようと家事の効率化に躍起になるほど。
また、時間を区切って仕事をしているからか、以前より子どもにしっかりと向き合えるようになりました。
飽き性な私にとっては、他の在宅ワークと比べて、成果が比較的早く出ることも続けられている理由の一つです。
Webライターはすぐに大きく稼げる仕事ではありませんが、薬剤師としての知識を活かせる点や、子供の成長をゆっくり見ながら続けられる点でやりがいを感じています。
今は、自分にあった在宅ワークを探すことは、理想の働き方をするために一番必要なことだと思っています。
これから在宅ワークを始めたいママ薬剤師さんへ
「自分にできるかな?」と不安に思う方も多いと思います。でも、完璧にできる必要はありません。
最初はほんの少し、月に数千円からでもいいんです。
クラウドソーシングで小さな案件から始めたり、SNSで情報収集をしたり、ブログを書いて発信するのもおすすめです。
「薬剤師だからこそできること」は、実は在宅ワークでもたくさんあります。
育児や家庭と両立しながら、無理のない形でキャリアを繋いでいける働き方、ぜひ探してみてください。
おわりに
働きたい気持ちと、子どもとの時間を大切にしたい気持ち。
どちらも本音だからこそ、ママ薬剤師にとって“働き方”は大きなテーマですよね。
在宅ワークは、最初は不安や手探りもありますが、少しずつ自分のペースで経験を積みながらスキルを磨いていけるのが魅力です。
今回ご紹介したように、薬剤師の知識や経験は意外な場面でも活かせることがたくさんあります。
「やってみたい」という気持ちがあれば、まずは小さく一歩踏み出してみてください。
私の体験が、今悩んでいる誰かの背中をそっと押せたなら、うれしいです。


